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妄想の断片を中心に、カイナの日常も少し。 現在のジャンルは復活(XS、8059、プリーモ・セコンド時代妄想など)です。
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平和な10年後? 獄寺さんの休日。   〈モノクロ写真〉 「恋愛のお題」


すぅっと、気持ちよく目が覚めた。
ぼんやりと瞬いて、隣を見やれば山本はいない。ベッド横のサイドテーブルから腕時計を取り上げれば、もう正午も過ぎて1時近かった。

「獄寺、そろそろ起きようぜ。……って、起きてたか。昼飯できたのな、顔洗って来いよ」

開けっ放しの寝室のドアから顔をのぞかせて、声をかけてきた。最近そればかりだったスーツではなく、くつろいだ格好をしている。
今日は、ここ一月忙しかったのがやっと片付いて、久し振りに二人で休暇をもらったのだった。昨夜は山本がひどく盛り上がって(自分がどうだったかなど、思い出したくもない!)、眠りに就いたのは朝方だったのだ。そんなことを思い出すと、つながっていた場所が鈍く疼いて、獄寺は思わず毛布を引っ張り上げて頭までもぐった。

「こーら!今日は買い物行きたいって言ってただろ?もう起きないとゆっくり見れないぜ?」

お前のせいだろ、ばか。
毛布の中でもごもご言っていると、「カルボナーラ食べたいって言ったから作ったのに、冷めるのな!」と焦れた山本に毛布を引っぺがされてしまった。
赤くなっているだろう顔をまじまじ見られて、獄寺は気まずくなる。とりあえず何か言おうと、焦って口を開いた。

「カルボナーラとか、いつ言ったよ」
「さっきオレが起きる時に、昼飯何がいいって聞いたら、獄寺カルボナーラがいいって言ったぜ」

覚えてない。
そう思って唸っていると、目元をぺろりと舐められて、びっくりしてしまった。

「起きないんなら、昼飯の代わりに獄寺食うのな」

慌てて顔を押し返すと、山本はアハハと笑って身を離し、早くなーと言って寝室を出て行った。

「まったく、おまえは元気だろーけどよー」

ベッドから降りて、伸びをする。
今日は天気もいい。夏物の服でも見て、市場でいい魚とワインでも仕入れて、足りなくなった日用品も買い足さないといけない。勿論、荷物は全部山本に持たせてやる。

「山ほど買うからな、覚悟しとけよ」

持ちきれなくなって困った顔をしたら、荷物一つと引き換えに、ジェラートを奢らせてやるのだ。
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